膝の痛みの原因はもしかしたら運動不足かも!
高齢になると、膝の痛みを訴える方がとても多くなってきます。
歩いているうちに膝が痛くなったり、立ち上ったり座ったりするときに痛くなったりすることがありませんか?
膝の痛みの原因には、変形性膝関節症や半月板の損傷、関節リウマチなどがあります。
動いているときに膝が痛くなるのは変形性膝関節症の特徴です。
老化により膝関節のクッションになっている部分がすり減ってしまうため痛みが起こります。
運動不足も膝の痛みの原因
また、膝の痛みを引き起こす原因の一つとして、運動不足も上げられます。
運動不足が膝の痛みの原因になる場合は、大腿(もも)やお尻の筋力の低下によるものです。
膝を曲げ伸ばしするときに使われるももやお尻の筋力が低下してくると、膝をサポートする力が衰え、膝の骨と骨のクッションの部分の摩擦が増加し、膝の痛みに通じることがあるのです。
また、関節が固くなってきてしっかりと伸ばせないことにより、ふくらはぎなどに負担をかけてしまい、膝の痛みに繋がるのです。
姿勢の悪さや肥満も痛みの原因となりますので、適度な運動により関節をやわらげたり、膝への負担を減らすことが必要です。
膝の痛みを軽減させる運動
膝に負担をかけすぎない運動にはこんなものがあります。
膝うらとふくらはぎのストレッチ
- 椅子に座って足を伸ばして膝を軽く押します。
- つま先はしっかり立てます。
- 背筋を伸ばしたまま少し前傾にします。
- つま先をゆっくりと手前に引き寄せ、ふくらはぎを伸ばします
- 1~4を10回繰り返します
膝を伸ばすストレッチ
- 椅子に座って片足を前に真っすぐ伸ばします。
- つま先はしっかり立てます。
- 膝を伸ばしたままゆっくりと片脚を上げます。
- 水平に近づくように上げ10秒キープします。
- 1~4を10回繰り返します。
痛みが強い場合や膝に熱感などがある場合や転んで痛みが出たなどの場合では整形外科を受診してください。
膝はとても重要な部位ですので、健康に動き続けられるように運動や受診で早期に症状改善していきましょう。