冬は乾燥の季節です
冬に肌が乾燥するのはなぜ?
皮膚の最も外側は、角質細胞が層を成していることから「角層」と呼ばれます。
皮膚からの水分喪失、紫外線照射、外界からの雑菌・異物などの侵入から皮膚を守っています(皮膚のバリア機能)。
角層表面は分泌された皮脂による膜(皮脂膜)に覆われ、これも角層とともに皮膚を守っています。
角層がバリア機能を発揮し、皮脂膜が作られるためには、皮膚からの水分蒸散量と皮脂分泌量が適度で、さらに角層の水分保持機能がきちんと働き、水分と皮脂のバランスが取れている必要があります。
- 湿度が低く水分が失われやすい
- 暖房器具を使用するため
- 運動量が減って、皮脂や汗の分泌量が減る
- 新陳代謝が低下して皮膚が生まれ変わりにくい
身体の中と外、両方から乾燥予防しましょう!
①水分補給しましょう
暖房や空気の乾燥で皮膚の水分が失われがち。利尿作用のない飲み物で水分補給をしましょう。
熱いお湯に入りすぎないようにしましょう
②保湿をしっかりとしましょう
ワセリンや鉱物油、グリセリンを含んだ保湿用の軟膏やクリーム、無香料無着色の化粧水などを使用することで皮膚の水分が保たれます。
特に入浴後や手を洗ったあとの保湿は効果が高いのでしっかりと塗っていきましょう。
加湿器を使って湿度を上げることも有効的です。
③摩擦を避けましょう
摩擦は皮膚の表面を傷つけ、水分を失う原因になりますし、角質がはがれてしまうと皮膚のバリア機能が失われてしまいます。
④セラミドを含む食品を多くとりましょう
セラミドは皮膚の潤いを保つ保湿や、外の遺物の侵入を防ぐバリア機能に大変重要な役割を果たしています。
セラミドが多く含まれる食品は、大豆、生芋こんにゃく、小麦、ヨーグルトなど。
またセラミドはサプリメントなどとしても販売されています。