「通いの場」再開に向け注意すべきこと
外食自粛による高齢者のフレイル
新型コロナウイルスの感染防止のため、外出自粛が続くなか、
高齢者の方々が居宅で過ごす時間が長くなっています。
そのため、日常的な活動の機会が減少してしまい、
“フレイル”
という「健常な状態」と「要介護状態」の中間の状態
に移行してしまう高齢者の増加が懸念されています。
緊急事態宣言は終了しましたが、引き続き今後も感染予防は必要です。
感染予防を図りつつ、介護予防の取り組みを進めていくことが重要となります。
「通いの場」とは
通いの場」に関する厚労省の定義
●自治体の介護保険の担当以外の部局が行う、スポーツや生涯学習に関する取組、
公園や農園を活用した取組など介護予防につながる取組
● 民間企業・団体や社会福祉協議会など多様な主体と連携した取組
● 医療機関や介護保険施設等が自主的に行う取組
公園や農園を活用した取組など介護予防につながる取組
● 民間企業・団体や社会福祉協議会など多様な主体と連携した取組
● 医療機関や介護保険施設等が自主的に行う取組
● 有償ボランティアなどいわゆる就労に類する取組
となっています。
例えば高齢者が集まるカフェや囲碁将棋の場、茶話会、
料理教室や体操教室などがそれに当たります。
「通いの場」の再開
新型コロナウイルス感染防止のため、活動を自粛されている通いの場等が多くありますが、
仲間と一緒に身体を動かしたり、気分転換することは心身の健康に繋がります。
これからの活動再開にあたっては、「新しい生活様式」を実践しながら、
新型コロナウイルス感染症の感染拡大防止に配慮して通いの場の再開が必要となってきます。
感染予防の3つの基本
- ①人と人との距離をとる(できるだけ2m、最低でも1m)
- ②マスクを着用する
- ③手洗いをする
以上に加え、参加者の体温測定をすること、お金の手渡しは行わない、換気の励行など、
感染防止に努めるとともに、これからの暑い季節、
脱水症予防のため水分摂取をすることなどにも注意して、健康的に過ごしましょう。